パワー・ブレイザー(タイトー:1990年)



(1枚目:タイトル画面。タ〜イトッ♪ 2枚目:奥か手前を歩けばいいのでは。 3枚目:越えられません。どこかのヒゲオヤジとは違うんです!)

パワー・ブレイザー!来ました来ました。違う、ロックマンじゃないぞ!まじかるどろぴーの悪口はやめろ!
あれもビック東海だったな。さすが静岡だ、なんともないぜ!

しょっぱなから脱線してますが、このパワー・ブレイザーは1990年にタイトーが送り出したアクションゲーム。
平和利用の為のはずだったコンピューターの反乱を単身食い止めるというストーリーで、
こういうストーリーを見るたびに人海戦術という言葉が頭をよぎるつまらない大人になりました。
ちなみにパワー・ブレイザーとは主人公の武器のブーメランの名前です。
ゲーム内容を説明するのは簡単で、ジャンプ力の無い主人公スティーヴ・トレイバーが飛距離の心もとないパワー・ブレイザーを
操って反逆ロボットの徘徊する6つの面を好きな順番で攻略しラスト面にブッコむという、この文の後半ほぼロックマンですね。
敵の持つ装備を奪ったりは出来ないのでその辺は異なります。大丈夫だ。

これを初めてプレイした人の大部分が、先述のジャンプ力の無さとブーメランの飛距離の無さに焦るかと思います。
後者はアイテムで4段階まで伸びますが、前者はそのままな上、割とシビアなジャンプが多く苦労します。
またイヤらしい挙動の敵が多く、対処がわかるまではいいようにボコられたりします。

しかし操作に慣れてくると「してやったり感」が出始めます。
例えばこのパワー・ブレイザー、どう投げようが手元に必ず戻ってくる超高性能高耐久力ブーメランなのですが、
必ず戻ってこようとするその挙動を利用し、敵の裏側にうまいこと投げてやると敵にごりごりとめり込み、多段ヒットします。
パワーアップにより飛距離が伸びているとそれがやりやすく、ゲームも進みプレイヤー自身も成長するのに比例して
ゲームも快適になる様になっています。
敵もイヤらしいと書きましたがどれも対処が出来ます。
あまり達者ではない運動能力だからこそ回避の楽しみも産まれたりするのです。

そしてこのゲーム、何より曲が超カッコいいです。
何と元祖悪魔城ドラキュラのBGMを手掛けた山下絹代さんが手掛けており、道理で激アツな訳だよ!今知ったよ!
火の鳥や大魔司教ガリウスとかも手掛けてらっしゃったんですね。全部曲カッコよすぎて濡れます。
つうわけで曲聴くためだけにプレイしてもいいくらいです。
近未来のアツい戦いINファミコンを体現しまくったエッジの効いたサウンドは聴かなきゃソンソンです。

最後になりますが、このゲームは翌年海外版としてPOWER・BLADEという名前でも発売されました。
未プレイですが、「POWER BLADE TAITO」で画像検索すると出てくる画像から判断するに主人公のナリが、
可愛いらしい田中真弓の声が似合いそうな日本版から一気にシュワちゃんに変貌を遂げております。
アブフレックスでも使ったんでしょうか。まあ大方別人なんでしょう。
後は続編としてキャプテン・セイバーというゲームも存在します。これはまた別の機会に。