戦場の狼(カプコン:1986年)



(1枚目:タイトル画面。よくチラつきます。 2枚目:プレイ画面。左の捕虜が見えない敵兵に連れ去られてます。 3枚目:すげえ!宇宙だ!)

戦場の狼。結構有名なこのソフトは、カプコン発のシューティングゲームです。
前年にアーケード版が出てますので、それが元になります。
ソフトのラベルの実写の兵士のおっさんが最強にカッコイイことでも有名ですね。

このゲームは、主人公スーパージョーが、単身マシンガンと手りゅう弾のみで敵兵を殺しまくるというすごい内容。
ワラワラと敵が湧いてバタバタと死んでいくので、一人で1000人くらい殺してると思います。すごすぎ。
とにかく殺しながら上へ上へと進み、ゲートを突破すれば一面クリアとなります。
4面毎に敵の本拠地をぶっ潰しますが、入口の敵を殺しまくれば制圧できます。中が無人になるまでメタクソにやられる敵。

前述したとおり敵がワラワラ湧いてきますが、敵のマシンガンは弾速が遅く、こっちのは普通に早いので、殺し放題です。
8方向に撃ち分けられ、連打も効くので敵からみたらエラいチートなふざけた兵士でしょうね。
手りゅう弾は前方のみ投げられ、範囲攻撃となります。上下主人公に合わせて投げられた手りゅう弾も移動します。ファミコンですね。
この手りゅう弾、各所にある地下への秘密通路を開けるのにも使えます。
秘密通路には点数アイテム(捕虜やガスタンクなど)やパワーアップアイテム、はたまた罠のガス部屋などがあったりします。
基本入口は見た目ではわからないので、探す楽しみもあります。
とりあえず助けた捕虜が余裕ブッコいて点数の書かれたパネルを両手で掲げて欽ちゃん走りでどっかいくのが笑えます。

まずこのゲーム、カプコンらしく曲が超カッコイイです。
戦争という題材に良く合うストイックなメロディ、非常に勇壮でアドレナリンが出まくります。
タイトル画面の曲からハイテンションで、スタートボタンを押す指に力が入ります。
罠部屋のBGMのおどろおどろしさはも半端無いです。もちろん効果音もイイ感じです。

他にも開始直後ヘリから降りる演出、面クリアごとに出るスーパージョーのメシ食ってる姿など、いちいちカッコイイです。
橋の上から手りゅう弾投げまくってくる奴とかいい味出し過ぎです。
とにかくアドレナリンが出まくる事必至な数々の要素、これはやらなきゃハドソンです。カプコンですが。
難易度も後半はさすがにキツイですが、適度に抑えられていると思います。
割と上にノンストップで走ってるだけでも面の最後までいけます。突っ走ってる俺カッコいーです。

そしてこのゲームには裏技が数々ありますが、その中で筆者が大好きなのがこれ、カラーセレクト。
タイトルでコマンドを入れるとゲーム内でカラーセレクト(+敵の金縛り)が出来るようになるんですが、
上の3枚目のスクリーンショットの様な配色にすると宇宙っぽさが出まくります。
筆者はファミコンで表現された宇宙世界フェチなので、テンションが3倍くらい意味もなく上がります。すぐに色戻っちゃうけど。
しかし、このバグりながらも表示される数字の列、クソガキだった当時はゲームのプログラミングの内部に少しでも
食いこめた気分になれ、新しい世界を感じられたものです。
クソガキだったといえば当時、初めて友達からこのゲームをやろうと学校で言われた時、完全に聞き間違えて
「天井の狼」というタイトルだと思ってました。
横スクロールで天井にはっついた狼がガンバるアクションゲームだとばかり。
今思うとキテレツ大百科の呪いですね。おおこわいこわい

そんなわけで戦場の狼、テンション爆age間違いないですので是非是非プレイしてみてください。
最初の隠し部屋で捕虜の股間を撃ちまくると面白いですよ。