CardWirthというステキなフリーゲーム



ご存知でせうか?カードワース。

1998に誕生した、テーブルトークRPGに端を発する、中世が舞台のフリーゲーム。
制作はGroup ASK様。
システムは独特で、会話以外全てをカードのクリックにて進める形になります。

詳しい説明はこちら↓にて
Group ASK様
http://www.ask.sakura.ne.jp/Information/index.html
オフィシャルファンサイト様
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/index.html


ゲームシステムそのものへの言及は割愛しまして、今回何を書きたいかというと。
まずこのゲーム、宿屋を拠点としてシナリオを選び冒険に出るタイプのゲームなのですが(モンハン的といえば最近でもわかりやすいか)
CardWirth単体を落としてきただけではシナリオは二つしか入っておりません。
ではどうするかと申しますと、有志の方々が作られたシナリオを公式ギルドやら各HPやらベクターやらから
落としてきてシナリオフォルダにぶち込むことでシナリオが増えていくわけです。

当然企業が営利目的で作っているわけではないため、テンプレートは多少ありますが色々逸脱した意欲的なシナリオがたくさんあります。
メタなセリフまわしや設定破壊、暴力にエロに恋愛と、中世的なドラゴン倒してハッピーハッピーなものばかりではないのです。
それらが面白いかと言えば玉石混合で色々とありますが、社会的メンツに制限されるような事が無いため尖ったシナリオも多く、
カオスではありますがカードワースの世界の無限の広さを感じる事が出来るものです。
舞台も東洋や魔法の国など、移動シーンに省略を持たせられるシステムだからこそ表現できる多彩さ。
ダンジョンも多数。作者様によってシステムからガラリと変わるダンジョンは飽きませんし、経験則による予測が付きません。
昨日は田舎の魔術師と闘い、今日は宇宙から来た悪い奴と闘い、またまた別の日には宿屋のオヤジと闘い。
闘うばかりではなく、街シナリオでは色々個性豊かな街に遊びに行って買い物をしたり。

買い物と書きましたが、アイテムだけでなく技や魔法も購入できます。
作者様のオリジナルがどんどん追加でき、プレイヤーは膨大な量の個性的なそれらからチョイスすることができます。
東洋の刀技をマスターするロリロリ少女や精霊を多種使役するガチムチハゲなど、作りたい放題。

そう、このゲームの良さはシナリオの広がりもそうですが、肝心の主人公達にもあります。
最大6人で構成されるパーティメンバーも当然かなり自由に作成できるため、自分とシナリオ、相互に協力し合ってキャラの個性が作られていきます。
技や魔法といったバトルに関わるものから、キャラそのものをゼロから作れます。
このあたりはテーブルトークRPG由来ですね。
顔グラも当然差し替えでき、気の利いたシナリオでは口調や性格、役割などを持たせることもできます。
「俺はこの子を盗賊にしたい!」どうぞどうぞ。あきらかに性格的に向いてなかろうがしっかり役割をこなせます。
「マダム口調の幼女ハァハァ」できます。筆者は一人入れてます。リーダーにもしてます。ロリコンです。
そして、キャラ同士の恋愛シナリオなんかもこっそりやってみたり。男同士なんかもできるシナリオがあったりします。

簡単にまとめると、カードワースは、
一人でプレイでき、多数のシナリオのある、インターフェースがより視覚的になったテーブルトークRPG
という感じでしょうか。
ワクワク感や没入感は市販のゲーム以上のものがあります。気が付けばシナリオファイルだけで何GBと。

気が付けば14年目か。我が家にPCが来てからの付き合いです。
当然マシンスペックは軽くてOKなので、これを読んでくださった未プレイの方、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
再度貼らせていただきますが、こちらのHPにて詳細が書かれています故。ご覧になってみてください。

2012/1/4

Group ASK様


オフィシャルファンサイト様






雑記トップへ